青年団若手自主企画vol.88宮崎企画『東京の一日』

〈あらすじ〉
東京の一日。住んでいる人、やってきた人、深夜のコンビニ、渋谷、部屋、それぞれの場所、若者たちに等しく訪れる朝と夜。数年でも数百年でも数億年でもある一日の話。

2ヶ月前から深夜のコンビニで働きはじめた。仕事は大体覚え、暇な時間は本を読み、店長がたまにやって来る。同じ時間に同じものを買って帰るあの人は、同じ曜日、同じ時間にここにいるわたしの名前など覚えていないだろう。

お金もないし、頼れる人もいない、東京にやってきたものの完全に行き詰まっている、買ったパンはまずい。渋谷のスクランブル交差点を流れるニュース、スマホは臨終、通り過ぎていく人たち、それらを見ているわたしの目。そんな時、優しくしてくれた名前も知らない人。

住宅展示場で働くわたしはなぜかなにもしない同僚の男を追い出すことができないでいる。なぜ男はなにもしないでここに居続けるのだろう、なぜここに住むのか。一軒だけ明るい家。

掘立小屋と名付けた部屋に流れる音楽。クラブに行きたい、なにも浮かばない、生きていることがつらい、チェーホフに元気づけられる。でも結局わたしはなにもわかっていなかったし、できることは読むことくらいしかなかった。

 

〈コメント〉
こんにちは、宮崎です。2015年から2021年現在まで東京を生活圏にしています。15年以降触れてきたカルチャーの話を書きたいと思ったのが、この戯曲のきっかけでした。トーキョー・ガールズ・ブラボー!ですが、演劇では想像させることが大事なので、一日に焦点を当てることにします。それぞれの息づいていたものが発露し交差する一日、一日の話ですが、そこには過去も未来もあって、ごちゃまぜで、楽しいこともつらいことも現在形で進む。震災以降の東京に住む若者たちの話です、よろしくお願いします。

作・演出:宮﨑玲奈


■公演日程 2021年 12月16日(木)-26日(日) 全14ステージ

12月14:0019:00
16日(木)
17日(金)
18日(土)
19日(日)
20日(月)
21日(火)休演日
22日(水)
23日(木)
24日(金)
25日(土)
26日(日)
※受付開始・開場は開演の30分前   ※★は前半割引対象

■チケット

チケット予約開始日:11月6日(土)正午
前半割引一般:2000円 高校生以下:500円(予約当日とも)
一般:2500円 高校生以下:500円(予約当日とも)

*日時指定・全席自由・整理番号付 *未就学児はご入場いただけません *高校生料金の方は受付にて証明書をご提示ください。

■チケットお取り扱い先

https://myzktokyo1niti.peatix.com

■ご来場のお客様へのお願い
ご来場の際には必ずマスクの着用をお願いいたします。
ご入場時に検温させていただきます。ご協力をお願いいたします。
公演当日、37.5度以上の熱がある方、風邪などの症状がある方、体調が優れない方は、ご来場をお控えください。

■公演会場 

アトリエ春風舎

東京メトロ有楽町線・副都心線/西武有楽町線「小竹向原」駅 下車4番出口より徒歩4分

東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1 [google map]

tel:03-3957-5099(公演期間のみ)

※公演期間以外のお問い合わせはこまばアゴラ劇場(03-3467-2743)まで。

※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。

■お問い合わせ

muni62inum@gmail.com


出演:立蔵葉子(梨茄子)* 石渡愛* 黒澤多生* 南風盛もえ*  伊藤拓* 黒澤優美 藤家矢麻刀
 渡邉結衣 宮崎玲奈  *=青年団

空間設計:渡辺瑞帆*  

照明:緒方稔記(黒猿)   

音響デザイン:SKANK/スカンク(Nibroll)   

舞台監督:黒澤多生* 蒼乃まを*

衣装:坊薗初菜* 

演出部:渡邉結衣 

宣伝美術:江原未来

制作:河野遥(ヌトミック)

総合プロデューサー:平田オリザ

技術協力:大池容子(アゴラ企画)

制作協力:木元太郎(アゴラ企画)

■企画制作 宮﨑企画/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会


協力:黒猿、青年団、梨茄子、Nibroll、ヌトミック、プリッシマ、(有)レトル


【宮崎企画とは】
劇作家・演出家の宮崎玲奈が作品を上演する団体。日常会話とそこからはみ出る意識の流れ、演劇における虚構とリアルとの境界を探りながら創作を行う。過去作に、『つかの間の道』(2020.1)、『忘れる滝の家』(2021.3)など。土地に着目した物語と、3場以上の空間を同時進行させる作劇が特徴。

(はじめて作品を見てくださるみなさんに)長編は90分〜120分程度のストーリーのある作品をつくります。日常の会話を基本としながら少しづつ不思議な方向にずれていき、「ここではないどこか」を志向する人々が登場することが多いです。映画、漫画、小説、音楽等サブカルチャーからの引用もほどよく登場します。